コピーライティングってなんとなく分かっているけど、いまいち上手く書けない…

こんなふうに思っている方、意外と多いのではないでしょうか。実はコピーライティングは、ちょっとした基本的なコツやポイントを知ることで簡単に向上させることができます。ブログやメルマガも同じで、意識するコツやポイントを間違えなければ、反応率が5倍にも10倍にもなることがあります。

今回、ご紹介するのは、どれもちょっとしたコツ。でも、これらのコツを意識してコピーを書くだけでコピーの説得力はグンっと、上がります。コピーライティングだけでなく、セールスライティングなど、どのような文章を書く際にも参考になるコツとポイントをご紹介していきます。

コピーライティングとセールスライティングの違い

ここで一つ、注意しておきたいことがあります。コピーライティングと混同しやすい「セールスライティング」についてです。「コピーライティング」と「セールスライティング」にはそれぞれ、違う役割あります。

コピーライティングの役割

一般的にコピーライティングは、商品/サービス、そしてブランドのイメージを定着させる目的があります。知名度を上げたり、イメージをしっかりと固定化させる目的があるため、ブランディング的な要素が強いと言えます。作りとしては、強く印象付ける短い文章、長文でブランドストーリーを伝えるなど様々です。そして、「キャッチコピー」と言われる、一目で注意を引くような表現もコピーライティングとなります。

セールスライティングの役割

セールスライティングは読んで字のごとく、売ることが目的の広告文です。商品/サービスについて、ある程度購入を考えている読者がターゲットとなります。そのため購入してもらうためのアピール要素が必要です。特徴として、比較的長い文章となることがあります。

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コピーライティングのコツとポイント10選

ここから、コピーライティングのコツとポイントをご紹介していきます。

1. 読者目線で書く

特定の意図がない限り、コピーライティングは、相手を主役にして書きます。例えば、暖かい下着を売るとした場合のコピー。

A.「寒い冬でも暖かい下着」
B.「重ね着が減る暖かさ」

AとBでは、Bの方が読み手は自分のこととしてイメージしやすくなると思います。「寒い冬」とうたっていても、「寒さ」は人それぞれです。それよりも、自分が下着をつけるとどうなるかをイメージしやすいコピーの方が、印象として残りやすくなります。

このように、「これは自分のこと」と当事者意識を持ってもらい、読者の感情を刺激することが重要です。

2.伝えたいことをきちんと明確にする

コピーライティングには伝える技術だけでなく「何を伝えたいのか」を明確にすることも大切です。伝えたいことを明確にすれば、高度なスキルや知識が無くとも、伝わるコピーライティングは可能です。商品やサービスをアピールしたい時は次のことを意識して作成しましょう。

  • 何を一番伝えればいいのか
  • 何が伝わってほしいか

3.簡単で見やすい言葉を使う

大前提として、顧客は自分の書いたコピーを全然読んでくれないと意識するようにしましょう。 スマートフォンやPCで読まれる時は見出しだけである程度の情報を掴み、判断されることがほとんどです。そのため、流し読みなどで理解が難しい文章や長文は、読まれることなく終わってしまいます。

コピーライティングが終わった後、「もっと短くならないか?」「重複した言葉はないか?」「他の文章を見ないと解らない言葉を使っていないか」を見直しましょう。コピーの解りやすさの基準は「小学生でも解るくらい」です。専門職などのターゲットによっては、難しい文章や、専門用語などの言葉が好まれる場合もありますが、基本的にはどんな人にも解りやすく読みやすいコピーを書くことが大きなポイントとなります。

4.具体的な表現にする

言葉に具体性を出すことで、より魅力的に伝えることができます。「大きな」とか「たくさんの」という表現よりも、具体的な表現にすることで伝えたいことは正確に伝わります。コピーライティングでの具体的な表現とは数字。数字を使うことで、商品/サービスの魅力だけでなく、情報の正確性も伝わることになります。

数字を使うことで価値も高まりやすくなります。事実に変わりがなくても、言い方や表現を変えるだけで、より魅力的で、価値の高い商品/サービスとして伝わるようになります。

5.綺麗な言葉でなくていい

具体的な根拠に基づいて書かれたコピーは、商品/サービスに興味が湧きやすくなります。そして、お金を払ってでも買いたいと思ってもらえるようになります。小説に使われている美しい言葉を使う必要はありません。顧客や読者が心を動かされるのは、華やかな言葉や凝った表現を見るからでもありません。

読者の購買意欲を高め、お金を払って、あなたの商品を買ってもらうために必要なことを伝える。このことだけを考えでコピーライティングをしましょう。

6.好奇心を刺激し続けることを意識する

コピーライティングにありがちなミスとして、不必要に伝え過ぎるということがあります。必要以上に伝えてしまうと、読み手はそこで満足してしまいます。次の「購買」や「請求」などの行動に繋がりません。

Webサイトの活用と似ていますが、Webサイトに訪問するまでに購入したい商品が買えたり、知りたいサービスの内容が分かってしまうと、丁寧に作ってあるWebサイトでさえ訪問されなくなります。肝心の中身は、読者が目的地にくるまでは決して、解らないようにしましょう。見えそうで見えない状態を作っておくことで、読者や顧客の購買意欲はより高まります。

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7.必要なものはきちんと全部、説明する

読み手は一回しか読んでくれない、と仮定してコピーライティングします。一人の読者(見込み顧客)と出会えるチャンスは一回しかない、と意識しましょう。そのたった一回の出会いで、少しでも多くの人に商品/サービスを手に入れてもらうためには、必要な情報をしっかりと伝えることが重要です。一回きりの出会いを無駄にしないためにも、購入につながるポイントはきちんと伝えましょう。

もちろん、必要なことだけを伝えるようにします。必要以上のことは読者には余計なこと、と捉えられてしまいます。

8.心理学を覚える

実は、コピーライティングと心理学はとても相性が良いです。あなたが読者に起こしてもらいたいアクションがあるから書くのがコピーライティングです。そのため、

 ・どういったことを
 ・どのように

書けば読者(人)が行動をしてくれるのか、心を動かしてくれるのかを理解しておくことで、効果を得やすくなります。ガッツリとでなくても大丈夫です。基本的なことで構いません。心理学はコピーライティングにとても役に立ってくれる分野です。

9.顧客に起こしてほしい具体的な行動を示す

商品/サービスのことを書くと、それだけで満足してしまうことがあります。満足せず、最後には必ず読者に行動を促す案内をしましょう。例えば、次のような案内をつけることがあります。

 ・資料請求する
 ・問い合わせをする

これらのような案内がないと、読者はページを見たことや情報を得たことだけに満足してしまいます。そして、他のサイトやページへ移動します。仮に申し込みなどの意思があったとしても、他のページに探しに行きます。一度でも他のページに行ってしまうと、購買意欲が下がってしまいます。さらには元のページに戻らない傾向が強く出てしまいます。いわゆる機会損失を創出してしまいます。

きちんと最後は具体的な行動を促して、読者がお客様となってくれるように誘導しましょう。

10.公開する前に寝かせる

書いた文章は一度、寝かせます。どういうことか?
書いたからといって直ぐに公開するのではなく、書いた後、3〜4日誰にも見せずにそっとしておきます。そして数日経った時、自分自身で読み返します。読み返してすんなりと読めた場合、問題なく公開しましょう。

しかし、自分で書いた文章なのに違和感があればそれは改修の必要がある、ということです。3〜4日の間に自分の内がリセットされて、自身の文章でも第3者目線目線で読めるようになります。その時にすんなり読めるかどうかで、コピーライティングのクオリティが客観的に解るようになることが多くあります。

まとめ

効果が得られやすくなる基本のコピーライティングのコツとポイントをご紹介しました。

 ・読者にとって一番わかりやすい言葉は何?
 ・読者に本当に知ってほしいことは何?

と、読者が読んでいる姿をイメージすることが重要です。書き手よがりにならないように意識して、今回のコツやポイントを是非真似して、コピーライティングをしてみてください。効果が実感できるようになると思います。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。